Optimismは、Bedrock後初のネットワークアップグレード「Canyon」を発表いたします。Canyonは11月14日(火)17:00(UTC)にテストネット(OP Goerli、OP Sepolia、Base Goerli、Base Sepolia、PGN Sepolia、Zora Sepolia)で有効化されます。このネットワークアップグレードはBaseと共同で構築、実施しました。

CanyonはすでにConduitやBaseと連携してdevnetでの有効化に成功しており、来週にはテストネットに導入できることを楽しみにしています。

OPメインネット、Base、およびSuperchainの他のメインネットで有効化するためには、CanyonハードフォークがOptimismのガバナンスプロセスを通過する必要があります。SuperchainメインネットをCanyonにアップグレードするガバナンス提案がいつ通過するかは、今後のアナウンスにご期待ください。

アップグレードの範囲

Canyonアップグレードには、ShanghaiおよびCapellaのハードフォークサポートと、いくつかのマイナーなバグ修正が含まれています。Shanghaiには以下のEIPS (EIP-3651: Warm COINBASE, EIP-3855: PUSH0 instruction, EIP-3860: Limit and meter initcode, EIP-4895: Beacon chain push withdrawals as operations, EIP-6049: Deprecate SELFDESTRUCT) を含みます。また、CanyonはOP Stack固有の変更も行っています。

今回のアップグレードでは、EIP-1559の分母を50から250に増やし、ブロックがgas targetを超えた場合のbasefeeの上昇を抑えます。EIP-1559では、使用されたガスがgas targetからどれだけ離れているかに比例してbasefeeが変化します。ガスの使用量が目標より多ければbasefeeが上がり、ガスの使用量が目標より少なければbasefeeが下がります。このアップグレードにより、basefeeの変化率が抑えられます。

さらにCanyonは、閉じられていないchannelを処理するためにプロトコルを変更しました。これまでは、一度にアクティブにできるchannelは1つだけで、channelが閉じられていない場合は、進行を再開する前にタイムアウトする必要がありました。アップグレード後、op-nodeは準備ができた最初のchannelを読み取ります。

新しいフィールドがdepositトランザクションのreceiptのエンコーディングに追加されます。これは、depositトランザクションのnonceがconsensusエンコーディングに含まれていなかったバグを修正するためにエンコーディングを変更するものです。

最後に、Canyonはcreate2Deployerバイトコードを設定します。codehashは0xb0550b5b431e30d38000efb7107aaa0ade03d48a7198a140edda9d27134468b2で、すべてのOPネットワークで0x13b0D85CcB8bf860b6b79AF3029fCA081AE9beF2となります。これにより、開発者はOPメインネットだけでなく、すべてのOPネットワークでこの一般的に使用されるコントラクトにアクセスできるようになります。

ノードオペレータ: ノードをアップグレードしてください!

ユーザーは、すべてのOPテストネットで最新のEthereumメインネット機能にアクセスできることを除けば、このテストネットのアップグレードによる影響を受けることはありません。

ノードのオペレータは、Canyonアップグレード後にノードをアップグレードする必要があります。オペレータは、この公開ドキュメントのガイドに従って、ノードのアップグレードを完了することができます。

SuperchainのメインネットをCanyonにアップグレードする提案については、今後数週間のOP Governanceのアップデートにご注目ください。